友人のアドバイスから
就職先を決める
やりたいことを貫くより、
安定を望んでいた
学生時代を通してドラム演奏に打ち込んできた私は、プロになる程の自信はなく、自分がやりたいことを貫く事よりも、安定した生き方を望んでいました。 親からの期待に応え、波風を立たせないことで事なきを得るといった体で「就職」という道を選びました。
そんな風ですから、どのような業界で、どのような仕事に就きたいという希望などは無く、「どのような会社が良いと思う?」とその頃の友人にアドバイスを求めました。
そして、友人からの「自分で商品を食して吟味できる食品業界が親しみやすくて良いんじゃないか」というアイディアに従い、食品業界に絞って就職活動をし、1番最初に内定をもらえた会社に入社を決めましました。
このような経緯から分かるように、当時の私は、自分の意志は持たず、周りからの意見やアドバイスに従うことで、自分の希望や意志を貫こうとして挫折する痛みを回避していたのだと思います。

あるがままの自分を
封印していた幼少期
喜ばれる自分になろうと
必死に頑張っていた
幼少期のことを想い返しますと、自分はおとなしくよい子であったと思います。親にはくちごたえせずに従い、行儀良く過ごすことを求められていました。小学3年生の頃からは勉強に励み、良い成績を取ることを強く求められていました。
子どもの身としては、生き抜くために、自分の欲求や「あるがままの自分」を封印するしかありませんでした。親の厳しい躾から自分を守ろうとし、周囲からの期待に応え、喜ばれる自分になろうと必死に頑張っていました。
社会に出る頃になっても、この幼少期からの習性を引きずって、私は就職という人生の選択をしたんだと思います。
